ドリー夢小説
まるで深い水の底にいるみたいに
「秋、」
「何、どうしたの」
「苦しいの、」
「はぁ?何で、」
「何でだろうね?きっと、ね、多分」
秋に溺れているからだと思う
「…が、溺れてるの?」
「うん、だから、助けて」
私を救って
苦しくて苦しくて、息が出来ないの
「じゃあ藁になってあげよう」
「えええ、」
「 "A drowing man will catch at a straw" って言うじゃない」
「それは、そうだけど」
もう藁も掴めないほど、沈んでいるのよ
「えー、」
「嫌そうな声を出した割には、顔が笑ってるけど」
「だって、ねぇ?」
もしそうなら、人工呼吸が必要じゃない
「…納得」
「でしょ?人工呼吸とプラス大サービスで」
心臓マッサージもしてあげる
「それは、遠慮したいわ」
「まぁまぁ、そんなこと言わずに」
「ちょ、秋…!」
自然と触れ合う唇が熱い
いつの間にか、息苦しさが消えていた
私は心の中で溜め息を付いて、吹き込まれる酸素を吸った
貴 方 が 私 を 救 っ て く れ た