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ドリー夢小説
寂しくなんかないよ、この空は君の元まで続いているから
ス カ イ ブ ル ー
「この戦いが終わっても、俺は元の世界へは帰らないかもしれない」
ぽかん、と口を開けて、は俺と同じ青の瞳を大きく見開いた
言葉を紡ぎだそうとしても、驚きのあまり声が出ないような様子に見える
そんな妹を見て、変な顔だな、と今まで強張っていた顔を崩して苦笑いをしてしまった
――しかし
「そう、」
ようやく紡がれた言葉は俺の予想を遥かに裏切るもので、苦笑いをしていた顔は一瞬にして拍子抜けをしたような顔になってしまった
これではまるで、ついさっきのの顔と同じではないか
「そう、って…お前、他に言うことはないのかよ?」
「じゃあ聞くけど、私が”一緒に帰ろう”って泣きついたところで、将臣の決心は変わるの?」
「それは…」
「変わらないでしょ、将臣は自分がこうと決めたことは、絶対に変えないから」
― ね ?
そう言っては笑った
流石、妹だ、と頭の片隅で思う
俺をここまで理解しているのは、昔から一緒にいる望美ですら、できないことなのかもしれない
誰よりも近い、俺の半身
―― だからこそ、聞きたかったことがある
「…俺がいなくなっても、お前は、寂しく、ないのか」
も う 二 度 と 会 え な い
それが分かっていても、お前は今と同じように俺に笑いかけるのだろうか
「寂しくなんか、ないよ」
少しの静寂の後、は先程と同じように笑った
そしてそれ以上は何も言わずに、黙ったまま、静かに人さし指を空に指す
指した空は青く、澄んでいて、無性に泣きたくなった
「だってこの空は将臣の所まで続いているから」
「…続いてる?」
「そう、例えどんなに離れていても、時空は違っても空は繋がっていると私は思うの」
「……」
「だからね、同じ空の下に将臣がいるって思えば」
全 然 寂 し く な ん か な い よ
「例えその時が来ても、私は笑っていられる」
「…そっか、」
「一緒に帰ろうって、泣きつくと思った?」
「半分、な」
「残念でした、私はもう子どもじゃないんですー」
「ふーんへーえほーう」
「な、何それ…!」
頬を膨らまして睨む妹を見て俺は笑った
こんな毎日を、あとどれだけ同じ空の下でできるのだろう
いつもどこか頭の片隅で思ってた
でも
そんな曖昧な未来を考えるのはもう止めようか
妹が、が教えてくれたから
例えお互いが違う場所にいても、空だけは繋がっているということを
寂しいとき、切ないとき、悔しいとき、もどかしいとき
そんなと時はお前と同じ青い空を見上げよう
きっと眩しいくらいの青を見て、お前のぬくもりを思い出して、安心するだろうから
「でもね、将臣」
「ん?」
「例えそう思っていても、不意に、寂しくなる時があると思うの」
「…そう、だな」
「だからね、そんな時は、将臣も、そう感じた時は」
「私の影を抱きしめて」
「遠い空の下で、私を抱きしめて」
この空は君の元まで続いているから
(遅くなったけど、将臣ハピバー!)