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「・・・」 「・・・ねえ、知盛・・・」 「・・・・・ん?」 「・・・なんか、すごく視線を感じるのだけど・・・」 「・・・気にするな・・」 「・・・・そう?」 「・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・」 「・・・ねえ・・さっきから何なの?人のことジロジロと見て、」 「・・・クッ・・いや?ただ、お前が母親になるのが信じられなくて、な・・」 「・・・ええ?」 ふ、とは柔らかく微笑んだ。その微笑みに知盛はひゅう、と息を飲む。彼女のそれは自分が知っているものとまったく違っていて、驚く。それと同時に腹の底から沸々と笑いが込み上がった―――・・・これが何度も剣を交えた女の顔だろうか、と。あんなに勇ましく。誰よりも生に貪欲で。誰よりも綺麗だった女――・・・。それが今では、そう。一人の妻となり、一人の美しい母親の顔になっているのだ。これを笑わずにはいられようか。 「・・・クッ・・・」 「・・・今度は人の顔を見て笑うなんて・・・!知盛ってほんっとうに失礼!」 「・・・それは悪かった、」 「そんなだから、未だに結婚する相手もできないのよ」 「・・・ああ・・・・・それなら、問題ない・・・相手ならすでに決まってる」 「・・・ええ!?」 武人らしくない、細く繊細な指先がの丸く膨らんだお腹を捉えた。 「・・・・え?」 「・・・・・お前の子どもなら・・・申し分ないだろう?」 「・・・・えええええええ!!!」 きらきらひかる 「嫌よ!知盛が義理の息子になるなんて・・・!!!」 「・・・クッ・・・・冗談だ・・・」 「・・・・・!(冗談に聞こえなかった・・・!)」 |