「信じられない・・・」
「まったくだな、」
「な、なんでこんなときに限って・・・!」

まったく自分の不運に泣きたくなった。ミッションから久しぶりに帰ってきたシャバックに。がしばらくの間は休んでいていいぞー!と休暇を言い渡したのはつい昨日のことだ。シャバックに告げたのと同時に私の方を見てにやり、と笑ったに一瞬顔がかっと熱くなったけれど。でも、それ以上にシャバックと久しぶりにゆっくり過ごせることが嬉しかった。(ありがとう!) そ れ な の に 。明日の計画はばっちりのはずだったのに。どこに行くか。全部リサーチ済みだったのに。それなのに。まったく。どうしてこのタイミングで。


「風邪引くかねえ・・・・」
「わ、わたしが知りたい、よ!・・ゴホッゴホッ!」
「あーあーもう喋るなって、大人しくしてろ」
「シャ、シャバック・・・!(優しい!)」
「俺に移る、」
「え、そっち・・・!!?」


冗談だって。 ふ、と笑いながらシャバックはの頬をさらりと撫でた。頬を撫でる手がひんやりとして気持ちがよくて、は自然と目を瞑る。静かな動作で手は頬から額へ。額から目へ。目から耳へ。そして耳から口へとシャバックの手は移動した。まるで熱を醒ますかのような静かな動きで。ゆっくりと、ゆっくりと。そして最後に唇へと移動したシャバックの指先は、唇をそっと静かになぞって。そして静かに離れた。唇に微かな温もりを感じると同時に。そっと。


「・・・・シャバック、」
「・・・ん?」
「本当はね、明日シャバックと一緒に出かけたかったんだけど、」
「ああ、」
「・・・でも、シャバックがずっとそばにいてくれれば、それでいいや、」
「・・・・しょうがねえなあ、」
「ふふ、」


そっと手を伸ばせば、当たり前のように絡められる指先。うん、なんかもうこれで充分かも。
でもね、明日はとろけるキスから始めるの。ねえいいでしょう?





ふやけたgoodnight