僕らの日常










夜中にふと目が覚めて、無意識に彼女の呼吸を確かめる。自分の中の腕の中で安らかな寝息を立てている存在を確かめて。起こさないようにそっと腕に力を込めると、彼女の体温が直に肌に伝わってきた。ああ、はここにいるのだと、はほっと安堵の溜め息を吐いた。無意識の行動とはいえ、もはやこれは癖だろうとは思う。そのぬくもりを確かめるように再度の身体をぎゅっと抱きしめる。苦しそうに身体をよじるを見て、ふ、と笑いを一つ。


「・・・大好きだよ、

の首に顔を埋めて、柔らかな薫りが肺に積もって苦しくなっていく。このままこの薫りに溺れて窒息できたらどんなに幸せなことだろう。もうすぐ夜明けの時間。また慌ただしい一日が始まる・・・だけど、今はまだ、どうかこのままで。






午前6時の夜明け