|
ミューラ−さーん!と僕の大好きな大きな背中に後ろから抱き着いたら(もちろん助走をつけて)案の定、 「死ね!!!!」 という怒鳴り声とともに、お決まりの金棒が頭に落ちてきた(相変わらず、ミューラ−さんの愛って痛いなあ)ああ今日もシルヴァ先生の所かあ、なんて殴られたせいで朦朧としている頭で朧げにだけれど、そう思っていると、僕の会いたくて会<いたくてたまらなかった青が、自分の目の前にあったものだから、思わず声を大にして彼女の名前を叫んでしまったのは、仕方のないことだと思う(だってまさかこんな展開が!) 「!!?」 「うるせえ!!!!!」 ガツン、と本日ニ度目の金棒を喰らう。けれども、痛みよりも彼女に会えた嬉しさの方が大きくて。ミューラ−さんに抱き<着いていた身体を離して(名残り惜しいけど)真正面にいたに抱き着いた。身長も体躯も僕より遥かに劣る彼女が身体を支えきれなくなるのは当然のことで、二人で一緒に床にダイブしてしまったのは言うまでもない。ヴィルヘルムさんの「おいおい盛るのは二人っきりのときにしろよ!!!」と豪快に笑う声とミューラ−さんの 「バカが…っ! 」 と呆れたような声を両の耳で聞きながら、勢いで押し倒してしまったの身体から慌てて立ち上がる。 「わ、ご、ごめんね、!」 「い、いえ…驚きましたけど、でも、こんなことをして大丈夫なんですか?」 彼女は酷く心配げに僕の顔を窺う。どうして?と頭に?マークを浮かべながらリヒャルトがの顔を覗き込むように尋ねると、 はぐっと言葉を噤んで、ミューラ−の方に一瞬だけれども、視線を移した。それを見逃すリヒャルトではなかったが、彼女の言った台詞の意味が分からないのは変わらなくて。 「…だって、貴方、ミューラ−さんの恋人なんでしょう?」 至極真面目な顔をしてさらりと爆弾発言とも言える言葉を口にしたに、しばしの沈黙の後、ヴィルヘルムの盛大な笑い声と、 額に青筋を浮かべたミューラ−の拳が降り掛かるまで、あと五秒。ええっ!僕ってミューラ−さんの恋人だったの!?と嬉しそ<うに再びミューラ−に抱き着こうとするリヒャルトの頭に本日三度目ともなる金棒が、盛大に振り落とされるまで、さてあと何秒後? |
カウントダウンスタート!