ドリーム小説
「リヒャルト」
「うん?」
「…バーカ」
「えええ!ちょ、?」
困ったように眉毛を下げてひどいなぁ、と呟くリヒャルト
けれど、少しも機嫌を悪くすることなく、リヒャルトはひどく優しい手つきでの頭を撫でた
目が段々と熱くなっていくのは、気のせい?
どんなに悪態を吐いても、彼は決して怒ることはないだろう
彼が、リヒャルトが、心底怒って理性を無くす時は、ある人物のためでしかないのだから
それは言わば、その人物、ミューラ−にしか興味がないということであって
彼の世界観は、ミューラ−を中心にあると言っても過言ではない、それは、私が足を踏み入れる隙などないくらいに、とても狭いテリトリーで
「リヒャルト」
「うん?」
「私のこと、好き?」
いっそのこと、怒って、罵って、嫌いと言ってくれた方がどんなに
「大好きだよ」
きれいな嘘がいいですか、酷い真実がいいですか