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『・・・・・、は?』
「だから、学内選抜通ったよわたし!』
『・・・まさかだと思うが、そのことのためだけに連絡してきたんじゃないよな、』
「いや、そのまさかだけど・・・」
冗談だろう、 受話器の向こうから幼なじみの盛大な溜め息が聞こえた。
『・・・、お前が、学内選抜ごときに落ちるわけないだろうが、』
「でも千秋、今年のうちのオケ部は優秀な子が多いんだよ!」
『例え百歩譲ってそうだったとしても、お前と如月以上の演奏者が星奏にいるとは俺には思えん』
「・・・千秋って本当に律のことが好きだよね・・・」
『誤解を招くような発言はするな、・・・まあ、アイツは俺が唯一認めたライバルだからな、』
もちろん、お前もだ。さも当然とばかりと言う幼なじみに、ふは、と吹き出した。千秋は言葉を選ばない。プラス俺様な性格(そんなことを言ったらすごく怒られそうだけど)なものだから周りの反発を招くこともしばしば。けれど彼の本質を見抜く目は本物だ。だからこそわたしは千秋を心の底から信頼している。千秋の言葉がわたしにとって何よりの自信になるのだ。―――、なんて口にしたものならまた神南に来いと言われそうだから決して言わないけれど。(昔本気で神南に転校させられそうになったことがあるからね・・!)
『お前の音を俺は気に入ってるからな、例えどんなに大勢の中で演奏していてもの音は聞き取れる自信がある』
「ふは!なにその自信、」
『当たり前だ、俺を誰だと思ってる?』
「ふふ、・・・・ありがとう千秋、」
『・・・・・・っ、』
「千秋?」
『・・・・・話していたら、無性にお前に会いたくなった、最終の新幹線で横浜に行く』
「・・・、は、!?いやいやいやいや」
『じゃあな、またあとで』
「ちょ、ちあ、
プツッ、ツーツー
「切れた・・・」
Allegro
(ほんとに来るつもり?)(・・・・・来るんだろうなあ、)
「・・・あとで、蓬生くんに謝らなきゃなあ・・・」
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